ノズルの便利屋トピックニュース6月号
感水紙とは?
感水紙とは、液滴が表面に付くと瞬時に斑点状に着色する、特殊なコーティングがされた精密な紙です。(スイス・シンジェンタ社製)
感水紙にもいろいろ種類がありますが、弊社で取り扱っている感水紙は以下のような黄色い紙で、液滴が付着するとその部分はブルーに変色します。(感水紙の説明はこちら



感水紙を利用すれば、あらゆる産業分野のノズルを使用している現場で、スプレー液滴を容易に捕集、目視観察することが可能となりますので、ノズル効果の確認や改善に役立ちます。
弊社ではお客様が捕集されました感水紙試料から、平均粒子径や粒度分布などを求める解析サービスも行っております。

特に農業分野では、今年5月29日に発行した食品衛生法改正(ポジティブリスト制度)に関連して、飛散農薬の残留濃度の規制値が大変厳しくなりました。この飛散農薬を低減する方法の一つとして、感水紙が盛んに活用されています。

田畑で農薬を散布するときに、感水紙を任意の場所に設置し、液滴が付着して変色した感水紙を回収します。それを解析することで、農薬が飛散した直後の残留濃度(ppm)を計算で推定することができるのです。 (詳しくはこちら。)



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